今日こそ稲刈りだ

雨上がりの朝。くもり。

天気予報は一日曇りとなっているけれど、今にも雨が降ってきそうな曇り空の午前中。天気が予報どうりになれば午後からは稲刈りができそう。

さて、どの田んぼから刈るか?

なんと出穂がだいたい同じ日で、9月が暑かったので登熟も進んでいて、ちょうど刈り頃か、刈り遅れ一歩手前って感じのあさひの夢を作付けしている田んぼが8枚……。

――だと昨日まで思っていたんですけど、実は9枚でした――! 

1枚、完全に忘れ去っていた田んぼがありました。いやあ、なんでだろうね。37枚面倒見ていると1枚くらい忘れちゃうものなんですかね? 

たまに知らない田んぼの夢は見るんですけどね。現実には存在しない分かれ道の先にうちの田んぼがああるって夢とか、現実にないスペースがあってそこにうちの田んぼがあるとか、現実にはない場所のはじっこで耕作放棄地になってるとか、そんな夢。どれも微妙なところにあって、え? こんなところにうちの田んぼがあるの? どれ? 分からない! みたいなオチ。
……夢が冷めても存在しない位置情報として覚えているのがなんか不気味。

そんなことはさておき。

今日は、田んぼの露がなかなか切れなくて大変でした。曇ってたし風もないんだけど、雨降ってるわけじゃないんだから、こんなに露あるはずないのに不思議。
寄せ刈りをしただけでズボンはびしょびしょ。
お昼食べて、さあ始まるぞと準備してたら、6条刈りのコンバインを乗りこなす近所の先輩とすれ違って、稲が濡れてて刈れないから今引き上げて来たんだという話を聞く……。

え? そんなに露っぽい? と思って圃場に戻ると、たしかに大粒の露が乗ってる……。
やめところうかな?

――と思って様子見に草刈りをしていると、ここで晴天大逆転する。

晴れてきました。

まあ、まだ慌てる時間じゃない。時刻は2時半を回ったくらい。結局、今日刈ると決めた田んぼは2枚15aくらい。コンバインの作業時間で1時間半あれば楽に片付く?

慌てることはなかったのですが、楽には片付かず、何気に精神的消耗が激しい稲刈りでした。

1枚め。濡れてる。
晴れ間が出て、露の大きさは小さくなっているものの、その圃場は山の陰。午後になると日が当たらないのだ。ちなみに陰を作ってるのもうちの山。

で、なんとか刈れる程度の濡れ具合……と思いきや途中からまだ葉っぱの青いゾーンになると負荷メーターが跳ね上がる。こぎ胴ががらがらいう。

後ろを見ると、若干、籾が落ちている……気がする。※いつもそんなもん??

なので、ちょっとスピードを落としてみたり、条数を1条少なく刈ってみたり。

籾を排出するとそこまで濡れてなくて安心。

2枚目。コンクリート。

コンクリートに囲まれている田んぼ。ぶつかると先端パーツの命はないので、慎重に操縦する。
今回はぶつけなかった。よかった。

この田んぼは西日がしっかり当たるので、稲も籾もそれなりに乾いていました。

いつの間にか午前中の曇天がうそのように普通に晴れて稲刈りできてる……。

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