9/11稲刈り
今日は雨のはず……? 雨こともあるかもしれない不安定な天気という条件つきで、いい天気でした。今年の9月はこんな8月みたいな天気ばっかりか。
疲れが、全身に、溜まってきただろう? とストレッチマン(今分かるかなあ?)っぽいイントネーションで言っちゃうんですが、疲れが溜まってきました。
コンバインの上は熱いんです。晴れてる日中を選んで作業をするのもあって。
あと、農作業に定休日はありません。従業員はともかく、経営者はそういう法律ないはず……? というか振替でもなんでもいいから、農繁期に休日があるわけないじゃないですか。せいぜい雨の日を待ちましょう。
今日は、ひとり稲刈りです。
いつもは誰かしら軽トラックの運転手を頼むのですが、今日は生憎都合がつかなかったので、ひとりで稲刈りです。
普段から、朝、自分で寄せ刈りをしてからコンバインに乗るので、そのへんはいつも通り。
ひとり稲刈りの一番のネックは、圃場移動なんです。
稲刈りに必要な車両は2台。刈り取り機械のコンバイン(ちゃんとナンバー付きの大特車両なんですよ)と刈り取った籾を運ぶトラック。人間は1人。
さあ、どうやって2台を圃場まで運ぶか。
単純なのが、1台を圃場まで運転してから、歩いて戻ってもう1台乗り出すって方法です。
ちょい複雑なのが、あらかじめ自転車を圃場に運んでおいて、戻るときに自転車を使うって方法です。移動速度は早いけど、あらかじめ運ぶ手間を考えるとあまり変わらない?
今回は、圃場間の移動があったので、歩きを選択。
けっこう遠い。いつもは軽トラで一本道ですぐの感覚のところも、歩いてみるとけっこう進まない。のどか! 知り合いが通ったらヒッチハイクだーとか思いながら歩くけど、誰も通らない。
……結局、運転手頼むより作業始めるまで30分くらい余計にかかりました。
逆にメリットとしては、時間をかけるだけで、人を頼まなくても1人でできる。休憩のタイミングとか人の気持ちを察しないでいいので気楽。というか休憩なしですけど。お昼もバナナ2本待ち時間に食べました。
まあ、どんなトラブルが起きるか、予想もつかないトラブルが困るので2人いた方が安全であることは間違いないです。
今日は平日なのに、ライスセンターが大行列で、いよいよ稲刈りシーズン本番だなといったところです。
自前で1日の刈り取り量を処理できる乾燥施設があればこの行列に並ばなくていいので、ぜひとも大型の乾燥機がほしいところ。
今日の作業量は55aくらい。あと15aでコシヒカリの刈り取りが終わるのだからあと1時間半でやれればよかったと思うものの、積乱雲が近づいてきたので断念。
かといって、明るい間は何か作業しなければいけない気になってしまう病気。稲刈り一段落つけたら今日はそれでいいじゃないってのが普通だろうし、うちも昔はそうでした。
しかし、明日は何が起こるか分からない!
明日急に病院に行かなければならなくなって予定していた仕事ができないかも?
明日からずっと雨が続いて、予定どおりに仕事が進まないかも?
農業経営者になると、そんな不安がついてきて判断に影響を与えます。たぶん父もこの病気でした。
ということで、空いた時間で籾摺り後の籾殻の片付け。
スコップで軽トラックの荷台に乗せて、田んぼに乗り入れてスコップで散らしてくるだけ。言ってしまえば簡単そうですが、これが現状意外とやっかいな仕事でどうにか改善したいところであります。
要改善点1
スコップで載せおろし
雪かきスコップを使うようになってだいぶ軽くて楽になったのですが、なにか根本的に重力を利用した工夫がほしいところ。
要改善点2
軽トラックで田んぼに乗り入れ
田んぼの地面がゆるいと軽トラがはまります。そういうときはトラクターで引っ張り出します。軽くトラブルですよね。
それが怖くて圃場入り口で止まって周辺に散らすのも、微妙なんですよね。
籾殻も一応は肥料としてみることができるので、できれば刈った田んぼに還元したいところ。籾殻の主成分は炭素とケイ素。あと強いて言えば殻の内側に空気がたまること。……この話はマニアックなのでまたの機会にしましょう。ひっぱるほど面白い話でもないけど。
他所様の籾殻処理事情をみると、トラクターでトレーラーを牽引したり、ライスロンっていう袋にいれて運んだり、畜産農家に持っていったり、意外と様々です。
籾殻処理用の商品も売っていたりするのですが、意外と高いんですよね……。スコップで解決するならそれが一番安上がりなんじゃないかと思ってしまいます。
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