稲刈り(刈り取り)が終わったと思ったらすぐ来年分の種籾と肥料と農薬をする季節です。期限は今週いっぱいですね。
来年の作付面積を確認。圃場ごとに、用水が流れてくる順番やら作業量を考慮して作付をする品種を決めて、品種が決まったら、品種に合った肥料量を調べて袋数を計算します。農薬も予約で買った方が安いので今年の被害状況から来年の防除計画を考えて注文します。
……そんな半年先のこと分からねえよ!
って感じですけど、未来予知の能力が必要です。来年は台風がいくつ直撃するか考えてみましょう。(わからん)
未来予知はさておき。調べ方としては、県の施肥基準を参考にします。
栃木県、中部黒ぼく地帯だとコシヒカリ早植え栽培の窒素量は5~6kg/10a、あさひの夢は8~10kg/10a、とちぎの星は6~8kg/10aあたりを基準にして、圃場ごとの地力窒素の大小を(感覚または土壌診断をして)考慮して決めます。
実際は、肥料袋の容量20kg(または15kg)を基準にして、たとえば1枚の田んぼに肥料23kg秤で計って撒くのは面倒くさいですからある程度面積の端数によってぶれます。僕は最少量1/2袋刻みでいい感じの数字になるように計算してます。
肥料の計算ってどうするの? (なんて聞く人おる??てくらい基本ですが文字数稼ぎ)
肥料袋には(チッソ・リン酸・カリ 10-16-18)とか書いてあると思います。この肥料はチッソ分が10%、リン酸16%、カリ18%という意味なので、肥料袋20kgあたり、20✕0.1=2kgが窒素量として含まれています。
例えば3000㎡(30a)の田んぼに化成肥料で窒素5kg/10a入れようとするときは、5÷1/3=15kg、現物の肥料は窒素10%だとすると15÷1/10=150kg→20kg袋で7.5袋ですね。(適当に考えた例だったけど、けっこうたいへんそう)
まあ、現代は電卓の時代からエクセルで表計算できる時代になったので、昔に比べたら細かい計算もできますし、台帳の面積と実際の面積がちょっと違うなと感じたらグーグルアースの航空写真で距離を測定で田んぼをプロットして囲むと縮尺で面積出たりするので、その辺は楽になったんでしょうね。
コメント