栃木県の品種レビュー【ネガティブ】

一部栃木県関係ないじゃんってゆうだい21があるんですが大目に見てください。作付けしたことある品種ってことで。

あくまで個人的見解です。

コシヒカリ

言わずと知れた良食味米のレジェンド。今年で何年目になるんですか? 60年くらい?

うちでもずっと作ってます。

・倒れる
肥料が重なった所、土地が肥えている所、地面が若干凹んでいる所を皮切りに倒れていく。
お盆前に倒れると受光体制の悪化から登熟が悪くなって収量に大きく影響する。

・病気に強くない
最近、ヒメトビウンカの北上で縞葉枯耐性がないのが問題になってきたそう。

なすひかり

平成16年に登録された栃木県の品種。今年初めて作ってみた。

・出穂が早い
出穂が周りの田んぼより早いのでカメムシが一番に寄ってくる。そのため独自の防除が必要。

・肥料を食う
収量を取るには肥料を多めに入れる必要がある。

・倒伏に強い?
コシヒカリよりは強い。しかし絶対倒れないわけではない。

ゆうだい21

宇都宮大学附属農場で選抜・育成された品種。10年くらい作ってるけど、未だ正解にたどり着けない。

・栃木県と仲が悪い?
奨励品種ではない。とちぎの星とデビュー時期が被ったからだとか噂される。JAに頼らず売り先を確保する必要性がある。

・草丈が高い
短稈化の時代の逆をいく。
倒伏しないよう何かと気を使う。倒伏すると草丈が長い分コンバインでなかなか上がらないので厄介。

出穂前に100cm越えてきたらゆうだいに限った話ではないがばったり倒れる。

・収量が不安定
天候の影響を受けて良い年と駄目な年が顕著な気がする。粒厚分布の(山なりのグラフで)ピークとなる層が網下になるかどうかが鍵。篩目の出荷基準によってはだいぶ不利。

とちぎの星

米粒の大きさで勝負するタイプ。何年か前に一度作ってみた。良くもなく悪くもない成績だったと思う。

・登熟が大事?
千粒重が大きいので。登熟期に失敗すると取り返しがきかない? 

・種が
今年は何故か人気があって、種がなくて、主食米以外の種として買えなかったらしい。

でも、主食用以外の方が需要あると思う。

・見てて不安
茎数が多いわけでも(コシヒカリ比)、草丈がそこまで短いわけでもない(あさひの夢比)。

あさひの夢

愛知県生まれ。晩生なので二毛作地帯の印象がある。

・作るのが簡単すぎる
粗放化を招くのではってくらい簡単。普通の場所では絶対に倒れない。それでも、日当たりの悪い場所だとかは流石に倒れる。

・多肥料
肥料を多く入れないとたくさん穫れない。米価格が少し低いのと肥料代を収量でカバーするために肥料を多く入れる(矛盾?)。

・コンバインの消耗が早いらしい
茎数が多くて茎が太くて固い。刈り刃やこぎ胴の鉄が減るのが早い。



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