収量が穫れない

不作

今年2020年の米作況指数は「やや不良」だそうですね。

広域ではそうなんでしょうけど、あれはあくまで統計学的数字。うち個人となると話はちょっとちがってきます。

「不作」で間違いないです。「やや」は付けません。これよりひどい年が来たらその時は「超」を付けます(笑)。

理由としては6月中盤から7月いっぱいまでの天候不順でしょう。ずっと雨降ってるか曇っているかでろくに晴れませんでした。個人的には93年の再来か?(※当時4歳なので想像)とも思ったのですが、いもち病もそれほど騒がれず。まあ、うちはちょい出ましたが、よく見ないと分からないレベル。

これで茎数が確保されませんでした。最高分げつ期がだいたい7月初めとしても6月中盤から曇りがちではちょっと分げつ間に合わなかったのではないかと思ってます。無効茎もあまり出ていないんじゃないかということで、効率としてはそこまで落ちないんでしょうけど、結局は光合成産物が全てだと思うので日照が足りないのはもろに影響があったことでしょう。

陽の光を求めて伸びるせいか、草丈は高めでしたね。

今年は暖冬だったので、カメムシの越冬数もえげつないのでは。とはじめから話題でしたが、まあうちは見事にやられてなすひかりが全部規格外になったりしました。JAの空散委託だったんですが、効果無し。自分で数回防除しないと駄目らしいです。なすひかりって意外と高コストですね。※コシヒカリは問題なかった。

あまり他所の情報入る方でもないし、収量低いのは経営上の弱みではあるのであまり人に話すことでもないからか、他所の話は聞かないので、もしかしてうちだけ駄目なのかなという気もします。

――廃業?

キャッシュが尽きると廃業って選択になるんでしょうが。不作といっても経費分くらいは回収できるはず(未計算)。まあ、減価償却考えると余裕で赤字ですが(豊作でも)。

……水稲経営、夢がないですね。

実は去年も不作年

実は去年も「いまひとつ」って感じの米のとれ具合でした。7月が曇りがちだったんでしたっけ?

だから2年続けての不作です。不作の次は豊作とは限らないって通りです。これはキツイ。

そういえば4年前も不作?

これはなぜかうちの地域だけっていう謎の天候。全国的には平均値。たしか7月後半から8月上旬ずっと曇って晴れませんでした。

品種をばらけさせることが必要か?

茎数の確保、出穂、登熟の時期、いずれに天候不順が当たっても収量はいくらかは落ちます。補償効果がどうとか言っても影響は受けます。
なので作期分散で早生品種や晩生品種を組み合わせて経営して影響を100%受けないようにしましょう。

……といっても50%でも影響受けたらいやだし、今年のように長期間の天候不順だと小手先の小細工は無意味って感じがしますね……。

スピリチュアル?

祭りだ! 豊作祈願の祭りだ! 騒げや騒げ!

って昔の人が踊って騒ぎたくなる気持ちも分かるってものです。

日記
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